石垣島に行ってきました。新しい空港が3月7日に完成し、初めて中型機が直行便で到着した31日のことです。空港関係の方も空を見上げ、「来た。来た。」と喜びに包まれていました。

旧空港は、旧海軍の基地を転用したもの。滑走路が1500メートルと中型機の発着が不可で、旅客者も那覇経由、農作物のマンゴーなどの出荷にも制限があるなど、課題があるなか、新しい空港建設となったわけです。

しかし、1979年の構想発表以来、二転三転(サンゴ礁などの環境保護等)し、ようやく完成となったものです。建設自体もそうですが、例えば、旧空港は市街地から車で10分、新空港は30分と、八重山諸島の医療の中核を担う病院に、飛行機やヘリで運ばれてくる患者さんに迅速な医療環境を提供するにはどうすべきかなど、議員時代に海上保安庁の方々とお話をしたこと等々も、懐かしい思い出です。

この空港の威力は大きく、東京、名古屋、大阪からの直行便で、国内からのお客さんで溢れているだけでなく、韓国や台湾など近隣諸国からの直行便に「8月にはお客さんが昨年の2倍半になるそうです。」と地元観光関係の方々の鼻息も相当のものでした。活気のあるところには、チャンスを求め、若い人たちが全国から集まってくるということですね。

しかし、石垣だけでなく、竹富、西表と、沖縄本島に比べると戦争の被害が断然に小さく、古き良きものがしっかりと残っていることが、これからの発展の土台となっていることをお聞きしますと、複雑な思いにとらわれることもありました。

インフラは、地域の産業、生活にとって不可欠なもの。特に、仕事や生活のチャンスの阻害要因となっているようなインフラ整備は、効果が高いものとなります。

公共事業が「良い」、「悪い」という単純な議論は不毛です。良いものに投資をする。ここがポイントです。無駄な公共事業、皆さんのご近所ではどうですか?

「革命的」と評されるほどの大幅な金融緩和を行う安部政権。常に株式市場の動向を意識しながら、株価を実際に上げながら、という政権運営が続いています。この株価の上昇と、株価を政策的にあげられることを国民に対し、目に見える形にしていることが、自分も豊かになるのではないかという期待感の高まりとも相まって、高い支持率を続けているのでしょう。

実は、この種の政策について、2、3年前あたりから論じられることが多かったのですが、藤井元財務大臣との話が印象に残っています。つまり、「一旦、この種のことを始めると、株価や市場の動向を見ながら、もっと強く、もっと大幅にと金融緩和に歯止めがきかなくなっていく。そして最終的には、ハイパーインフレとなる。これが人類の歴史的な教訓。そんなものに手を出すわけにはいかない・・・。」

薬に頼れば、体が楽になる。気分が良くなる。その効果が薄れてくると、もっと強い薬をほしがるようになり、どんどんとそれが続いていく。これは薬物中毒とかアルコール依存症と変わるところがありません。

また、株価が上がっても、全体の所得のアップにつながるわけでもなく、貧富の格差が拡大するだけのこと。これは、2002年から2007年の日本で起きた経験です。

お金持ち優先の政権運営。ブランド品、宝飾品の売れ行きが実際に増えている。そして、それを横目に、自分も豊かになるはず、何れ自分にも順番が回ってくるはず・・・と期待感を膨らます庶民。何回同じことを繰り返していくのか。その間にも、国の借金は増え、人口も減っていく。

口先だけのリップサービス、こんなポピュリズムから、お金を刷りまくってのポピュリズムへ、政治も動いています。

しかし、濡れ手に粟、なんてことを考えず、一つ一つの手ごたえのある仕事の成果を積み上げていくことこそが、王道・原点ではないでしょうか。やはりキリギリスではなく、地道なアリンコの精神を大事にしたいですね!

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