1000年に一度の大惨事。東北の大震災からの復興は、「日本人みんな」で「力強く」支えていこうと、復興資金25兆円は、復興特別税によって賄われています。

所得税の増税は、2038年までですから、東京オリンピックの18年後までです。住民税については、来年6月から1000円増税ということです。「広く薄くじっくりと」の発想ですね。ですから、企業に対しても特別税として、年9000億円が課せられているのです。しかし、これを安部総理は今年で止めてしまいたいとのこと。理由は景気対策とのことです。

皆で支えるのではなかったの。絆ではなかったの。復興は、これからでしょ。なぜ、企業だけが、しかも納税している上位3割の儲けている企業だけの負担を少なくするの。儲けている強い者を応援することが景気対策なのですか・・・。こんな疑問が次から次へとわいてきます。

さらに、8%へと増税される消費税の使途も、公共事業と企業減税だとのニュースが相次いでおります。

国民は増税で、一部企業に資金が流れていく。こんな図式なのでしょうか。広がる格差を国がさらに広げていくのでしょうか。

これまで、アベノミクスには国民の期待が集まっておりました。それは、株高によって、巡りめぐって私たちの給料が上がっていくのではないかという期待です。

ところが、株価が停滞気味の昨今、国民から広く消費税を集めて、企業減税の財源とし、株高に持っていこうという図式になってきました。本末転倒ですよね。何のための株高なのでしょうか。

財政再建と社会保障の充実(少子高齢化対策)。日本最大の問題を直視した消費税増税の政策目的も、跡形もない状況です。

それ以上に、「日本人の絆」こそが、ピンチではありませんか!

たれ流し。

前回のブログの反響でしょうか、陶磁器関係の社長さんから聞いた話です。「(陶磁器用の)釉薬のたれ流しの話を、ポツポツ聞くようになった。」、「原発の汚染水のたれ流しが続き、国も、それを認めている状況。なぜ、放射能が良くて、釉薬が駄目なのか、と自分でも思ったりする。」、「これまでは、どの会社も、お金を掛けてでも法律や環境を守らないかんということやったけど、今は、とにかくお金を残した奴が勝ちという世相になってきた。この先日本はどうなるな・・・。」

この話を受けた、もう一人の社長さん。「汚いことを、さんざんやっている国が日本の近くにあるが、日本もそれを笑ってられない。昔は、日本も汚いことをやってきた。自分も昔はやったし、誰だってやってきた話。今はやっとらんよ。ただ、日本の国が、昔に戻ろうとしているとしか思えない。単に貧富の差が広がるということだけでは無いに。」

「貧すれば窮する。」のか「衣食足りて礼節を知る。」のか。

三人目の社長さんは、「信用は、お金で買えんで・・・。後から気がついても遅いで・・・。」

長年、会社を支えてきたベテランの社長さんたち。励ましをもらいました。「目先のことに、とらわれやあすな。期待しとるで、阿知波さんらしくがんばやあよ。」

さあ、今日も前進です!
「うそも誠心誠意つけば真実になる。」
これは、自民党結党の立役者である政治家三木武吉(衆議院議員)の言葉です。映画や小説などでも有名ですね。

翻って、東京オリンピック。日本は、沸き立ち、大盛り上がりとなっています。良かったです。ワクワクします。

特に、東京誘致に対し、安部総理の演説の中でも、原発汚染水の話が効果があったと多くのIOCメンバーが答える場面がニュースでもよく流れています。

曰く、汚染水の影響は「コントロール」されていて、「ブロック」されている・・・。ところが、実際は「うそ。」 テレビ、新聞で、繰り返しニュースになっている話で、多くの国民は承知している話です。汚染水たれ流しの毎日なのですから。

ここで、思うところは二つ。

一つは、汚染水の説得について、「うそ」をつく以外に有効な手だてがあったのかどうかということ。英語の達者な人たちが、何度説明しても理解されなかったことについて、「長々」と説明せず、「はっきり」と「明確」に「断言」し、「納得」してもらうためには、「うそ」をつく以外になかった・・・。東京誘致が任務ならば、それに向かって全力をつくす・・・。政治は結果、手段を選んでいる余裕などないのだから・・・。

二つ目は、政治家は「うそ」をついても良いのか、ということ。

かつて、総理大臣は、「公定歩合」の変更と「解散の時期」については、「うそ」をついても良いと言われていました。これは、国内でのことですね。それに冒頭の三木武吉氏の言葉も、日本の政治家との交渉の中での話です。

それでは、今回と同じように国際社会に向かっての「うそ」はどうなのか。

例えば、アメリカのブッシュ大統領は、イラク戦争の大義名分として、「大量破壊兵器の保有と廃棄の拒否」を掲げ、イギリス、オーストラリア、ポーランドともども、イラクを制圧。フセイン大統領は死刑となりました。しかし、「大量破壊兵器」はなく、完全な「うそ」であった。これが、現在、シリアの化学兵器の使用に対し、オバマ大統領が武力行使を訴えても、米国民や国際社会からの理解が得られない大きな理由になっている。

一方、シリアのアサド大統領は、化学兵器を使用していない旨、繰り返している。本当でしょうか。

さらには、核の開発も兵器ではなく、発電用だと説明する一国の指導者や、何回も何回も「核の開発」を止める旨約束した国が、パレードで国民に核ミサイルをアピールする。ブッシュ大統領が悪の枢軸と名付けた国々のことです。皆さんは、信じていますか。それともいつもの「うそ」なのでしょうか。

私が、総理だったら、今回のように「うそ」がつけなかったかもしれない。何か火事場の馬鹿力のような機転を出せなかったら、オリンピックの招致が駄目になって、皆ががっかりしたかもしれない・・・。

今回の「うそ」は「方便」として許されるのか。すばらしい「機転」だったのか。後追いで原発対策の辻褄さえ合わせておけば良かったのか。

政治家の「うそ。」 しばし、考えさせてください。

「私んたあ小さな者には、ちょっともええ事あらへん。」、「物の値段が騰がるばっかで苦しいわ。」、「結局、格差が大きくなるだけのことやらあ・・・。」

アベノミクス批判に遠慮が無くなった今日ですが、まだまだ、期待感は残っている感じです。

「私んたあの所までは、まだ、回ってきておらんけど・・・。」、「うちらは、一番最後やなあかなあ。」、といった具合です。

やはり、景気が良くなって欲しいという正直な思いで、「もう少し待ってみよう。」、「総理の邪魔にならんように・・・。」というところでしょうか。

少なくとも、「まあ、ムードは良くなった気がするし・・・。」、「マスコミがええと言っとるし・・・。」、「民主党政権の時は、どうなるかしらんと不安やったし・・・。」

確かに、安部政権は、「デフレからの脱却」、「景気回復」、「経済成長」という「良いイメージ」のキーワードを発信し続けております。

一方、民主党政権では、消費税増税の説得口調の中で、「1000兆円を超える借金」、「財政破綻」、「日本がギリシャのようになる・・・。」と、事実ではあるが、「暗く」、「不安をあおる」ようなキーワードを発信し続けてきました。もちろん、日本を再生させるためのアプローチではあったのですが。

今、自民党には国民の支持が集まり、民主党は再建に向けてあえいでいる真っ最中です。民主党時代の1年間の借金は40兆円。安部政権の今年の借金は50兆円。国の借金が1000兆円を超え、さらに財政問題が深刻化する中で、借金を大きくした方に人気が集まる現実。一時的に借金を大きくしても、公共事業などで景気を回復させ、税収を大きくすれば大丈夫という理屈なのでしょうが、これには、全く説得力がありません。なぜなら、公共事業で景気が回復し、借金以上の税収があれば、1000兆円を超える借金が積み上がるわけがないからです。

国民に「正直」に「聞きたくもない現実」を話すべきなのか。それとも、「由らしむべし。知らしむべからず。」という古来からの教えを尊重すべきなのか。患者さんに「ガンです。手術をしましょう。」と言うべきだったのか、「大丈夫ですよ。そのうち良くなりますよ。」と「知らぬが仏」の方が良かったのか。民主党政権は、「バカ正直」で「政権運営が稚拙」だったのか。

反省と反芻の念を抱えながら、今日も前進です!

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