株価は16000円を超え、順調に上がっております。

しかるに、皆さんとお話しする中では、盛り上がりがありません。「株持っていないで、関係無い。」、「お金持ちの話やらあ。」という感じで、以前のように、「何時か私にも恩恵が・・・。」というような期待感が無くなってしまっているようなんです。もちろん、「にこにこ」の方も、おみえになりますが、少数ですね。

それよりも、「この先どうなる知らん。」、「何か不安。」ということを口にされる方が増えています。「このままでは済まんやら。」というように、深刻なことを予見される方もおみえです。

確かに、株価の上昇を強力にもたらした日銀の「異次元の金融緩和」は、円安と物価高を生み出しました。そして、景気が特に良いのは、輸出型の上場企業さん。給料やボーナスがあがるといいですね。しかし、ここは、就労者数の数%ということですし、株式投資をしている人を合わせても、世帯の10数%という具合です。大多数は、物価高や年金安の中で、増税が近づいているのですから、「不安」が、ひしひしと伝わってくるのでしょう。

一方、一昨日閣議決定された来年度予算にしても、消費税の増税などで税収が6兆9000億円増える見込みの中で、赤字国債は、1兆6000億円の減少に留めるということでした。多くを犠牲にして、財政再建を目的の一つにしての消費税増税です。これで、赤字を減らさなかったら、さらなる増税、増税を呼び起こしていくか、もしくは、最悪、破綻ということですから、どちらも悲惨な結果が予見されてしまいます。

また、安全保障、とりわけ近隣諸国との間では、首脳会談を一度も行わない、といったことが現にある中で、日本版NSCですとか特定秘密保護法の制定に見られるように、「戦う」ことへの準備が進んでいるように感じられます。「話せば分かる。問答無用。」なんてことは、御免ではないですか。

こんな中で、日本の最大の問題である「少子高齢化」、「1000兆円を超える借金」、「エネルギーと放射能」は、株価の上昇を通じて、解決に向かっているのでしょうか。それとも、単に「格差の拡大」に終わる「お金持ち優遇策」であって、「一時しのぎ」と「問題先送り」のカモフラージュ政策なのでしょうか。

2014年、これが明らかになると言ったらオーバーだと、皆さんは、お感じになりますか?
改めて、格差についての話です。

土岐市のお父さん。「軽自動車の税金があがる。これを決めたのは、軽自動車に乗ることの無い人たち。要は、金持ちの国会議員が決めたわけだが、金持ちだけが政治家になると庶民が困るという典型事例ではないか。是非頑張ってくれ。」との話。身にしみました。

次は、多治見市のお母さん。「子供が来年から中学に行くので、塾の説明会に行ってきた。先生からは、中学では、できる子と、そうでない子を、そのままにして次に進んでいくことが普通になっている。これは国の方針に沿った事だから、親御さんが注意していないと大変なことになる。」との話。それで「やっぱり塾に行かせたほうが良いやろうか。」という質問でした。塾のセールスも強かったのだと思いますが、社会の中で生きていくための基礎的な力を身につけさせて行くための義務教育の中でさえ、格差が全面に強調されるご時勢こそ、危険な兆候ではないでしょうか。

これは、陶磁器製造業の社長さん。「燃料が、さらに来月から3割上がるという通告が来た。このままではやっていけん。」、「アベノミクスで円安になったため。それにしてもトヨタやホンダのような大手が助かって、私らのような中小零細が苦しむような政策は、間違っている。」との怒りです。

円安と株高がシンボルのアベノミクス。恩恵は、輸出型を始めとする大企業と資産家の皆さんに行き渡っているのでしょう。しかし、社会全般に広がっていくのでしょうか。今のところ「格差拡大」という結果です。

大河ドラマ「八重の桜」で、放送された山本覚馬の声が響きます。「強きを挫くものは誰か。弱きを助けるものは誰か。」

様々な思いを背に、今日も前進です!

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