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政治家は、時として判断を間違える者。神ならぬ人間なのですから。

現に、太平洋戦争では、日本の指導者は判断を大きく間違え、日本を戦争へと導き、国内・海外とも多大なる戦禍を及ぼしました。日本人だけでも310万人もの死者を出した日本史上、最悪の出来事でした。

政治家は、間違える。

日本だけでは有りません。2003年のイラク戦争では、アメリカのブッシュ大統領は、イラクが大量破壊兵器を保有しているとして、戦争に突入しました。日本も小泉総理が「支持」を表明、アメリカの判断を正しいものとし、自衛隊の支援活動が行われました。

しかし、その判断は間違っていました。大量破壊兵器はどこにも存在しませんでした。その責任や是非論など、次のアメリカ大統領選に向けた大きなテーマとなっています。イギリスでは、支持を失ったブレア首相が責任を取って、総理大臣だけでなく国会議員も合わせて辞職しました。日本では、誰も責任を取っておりません。そして、何より「イスラム国」の出現など、イラクの混乱が続いているのです。

政治家は、間違える。これは、日本においても多数の犠牲の上に立つ、歴史的な国民的な教訓です。だからこそ、政治家は、判断を間違うことがないように、専門家や有識者の意見に、謙虚に耳を傾ける。冷静に慎重に議論を進める。もちろん主権者たる国民の声を全身で受け止めて行く。そういう過程の中から、国全体の合意を勝ち得て行く。判断を間違えた場合、特に戦争に関する決断では、国民に及ぶ被害があまりにも大きすぎるからです。

政治家の心構え、最低限のスタートライン、ですね!

今、国内から沸き起こる憲法違反の声。安全保障法案への意見です。学者も歴代の内閣法制局長官も「違憲」との見解。反対の国民運動も日本各地に広がっています。

さあ、安倍総理の政治家としての心構えは如何に?

「自衛隊の人が戦死をすれば、大きな騒ぎとなる。その段階で反対すれば良いのでは・・・。自分の周りでも結構の数の人がこんな風に考えていると思う。」

「別に、自分が戦争に行くわけでもないし、死ぬなんてことにはならないのでは・・・。戦争に行く人は自衛隊で、はっきり言いにくいが、犠牲者も自衛隊に限られるはず・・・。徴兵制の議論になった時には、絶対反対。」と安全保障法案についての意見。

「残業代がゼロになる人は、年収が1075万円以上と聞いている。自分には関係のない話。将来自分たちの残業代がゼロになると言うなら、その時に反対する。」と、残業代ゼロ法案についての意見。

「年金機構なんて、いいかげんな所だと思うから、知り合いの間でも悪口は一杯でる。ただ、自分は大丈夫だと思ってしまうし、まさか自分の年金が取られるなんては思ってもいないから、テレビで騒いでいる間だけの話やないの・・・。」と年金情報流出問題への意見。

自分には関係がない。政治の事は政治家がやれば良い。誰かが何とかしてくれるやらあ。まさか、このご時世で、変なことにはならんと思うが・・・。毎日出会う意見たちです。

ところで、戦前、治安維持法も国家総動員法も国会で議決された法律です。一つ一つの積み重ねが戦争につながっていきました。
自分や家族が徴兵される際には、「戦争反対、徴兵拒否」なんてことが不可能な状況になっていました。やはり初めが肝心です。

残業代ゼロ法案の中の1075万円という金額は、省令で決めると法案に書いてあります。よって、アメリカのように年収280万円以上というような水準に変更するためには、国会の議決も法律改正も必要ではなく、大臣がOKを出せば、直ぐに変わるということになります。あれよあれよ、ということです。

年金の情報漏れも、実際、情報が漏れた件数すら分からないのが現状です。125万件というのも攻撃を中継した外部の一つのコンピュータの被害件数にすぎません。今分かっているだけでも、そういう攻撃をかけてきたコンピュータは20以上あるのです。皆さんの年金は大丈夫ですか。

やはり、自分にまで、自分の家族にまで、現実に影響が及んできた際には、「遅い」というのが歴史の教訓です。誰かの責任にしようとしても遅いわけです。自分が被ってしまうわけです。

初めが肝心!ですね。

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「国会議員は、もっと戦前の歴史を勉強せないかん。安倍総理も戦争の現実が分からやろうし、質問する側も知らんから、悠長な話で時間だけが経って行く。俺は我慢が出来ん。」

「先の戦争で日本人310万人が命を失った。あんな悲惨なことはもう2度とやらん・・・、と肝に銘じたはずなのに。また、昔が蘇ってきた。遺族会の皆も心配している・・・。」

「今の指導者は、死ということをどこまで身近に感じているのか。あっという間に、いとも簡単に大切な物が失なわれていくということを、国民もどこまで考えているのか。よう分からんが、今の状況が、いいとは思えない。まさか、また日本人が戦争に行くなんてことが国会で議論されるようになるとは、思ってもみなかった。」とは、恵那市の学徒動員組のおじいちゃん。

確かに、戦闘行為、武力の行使、武器の使用、機雷掃海、敵基地への先制攻撃、海外派兵と海外派遣、弾薬補給などなど、一般に戦争に関する言葉が繰り返しつかわれる国会ですが、戦死という最も現実的であり、最も関心のあるべき話が、いっこうに議論されようとはしていません。

オブラートに包んだかの国会論戦、それが今国会が消化試合ともいわれる由縁なのでしょう。

「国会議員の息子や孫を、まず自衛隊に入れろ・・・。」、これが世間の現実です。

国会にカツを入れなくてはなりません!

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