昨夜9時のNHKニュースの中でのタイトルです。みなさん、ご覧になりましたか。

t-PAという薬が、脳卒中の6割を占める脳梗塞に、すごい効果があって、後遺症も少ないという画期的な薬の登場、というものです。脳疾患は、日本人の死因の第3位ですし、たとえ命を取り留めたとしても後遺症が重いので、高齢化社会の日本の介護問題を根底から覆すような大きな可能性があるというものでした。

しかし、条件があって、①発症後3時間以内の投与(診察や救急車での搬送時間を含む:ぎりぎり、バタバタの様子でした。)、②副作用が強いので、良いお医者さんがいること、③脳の状態を見るためのCTなどの装置が完備していること、などなどがありました。

インタビューの中で、「全国のどこにいても3時間以内にt-PAが投与されるようにすべき」との医師の話がありましたが、この薬を使った治療をどこの病院で受けられるか、発表されていないというキャスターからのコメントもありました。

そこで、早速、今朝の朝食会で、ご一緒した知り合いのお医者さん(開業医)に聞いたところ、「私は、t-PAの使用を得意としている。県病院(多治見)にいた時に大勢の患者さんを治療してきたし、論文を書いた事もある。」、「ベテランの看護婦さんが、「先生何したの。」とびっくりするほど、劇的に効く。」との話。一回分で30万円とか。

それで、「この近所に住んでいれば、大丈夫ですね」と聞いたところ、「いや、t-PAを使っている病院は無いと思う。たまたま、自分が当直している時に、そういう患者さんが担ぎこまれてきたことが多かったということ。」、「これで治療するということになれば、常時、病院に専門医が待機していないと駄目になる。そういうことを、医者も望まないから、どこも治療をしていないのでは。」とのことでした。

要は、病院側の医師配置体制の問題ということでした。ここで治療を受けられますよと発表するということは、専門医が大勢必要ということなのです。残念ながら、そのような病院は、この地方にはないということのようです(確認しておりませんが)。救急車で、名古屋まで行くなどという時間的な余裕もないし、実際に発病しても、そんな選択もされないでしょう。診断前なのですから。

ああ、東濃地方に住んでいるが故に、どうしようもなかった、諦めるしかないということのようです。

地域の格差、命の格差、生活の質の格差、将来の格差です。

皆さん、こういうことこそ、政治の出番です。

ハコモノではなく、人の命にお金を使うべきではないでしょうか。


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