長崎、アメリカで銃による凄惨な事件が起きました。痛ましい話です。

もちろん、日本とアメリカでは銃に関する社会観は全く異なっております。

かつて、アメリカのミシガン州の大学院に留学していたときの事です。私も大学の寮に住んでおりましたが、大学から配布されるガイドに、銃は、自室ではなく銃専用のロッカー室に置いて欲しいとの案内が入っていました。鹿撃ち用のライフルとかです。

ライフルとかショットガンのような銃身が長いものは、自動車免許などの身分証明書を得てから3ヶ月たてば、所有が許される類のものでした。

むしろ、ピストルのように隠し易いものの所有許可を取るほうが断然難しいといったミシガン州法があったわけです。銃を持つ事は日本人の私にとっても実に簡単なことでした(買いませんでしたが。)。

ですから、広告にライフルやショットガンのセールといったものが良く入ってきますし、ショッピングセンターに行けば、自転車やスポーツ用品の隣ぐらいに銃の販売コーナーがあって、赤札20%OFFといったバーゲンが行われる事も珍しくはありませんでした。

私が、留学していたときも(1992年)、近くのデトロイト近郊では、バーチという白人至上主義の信奉者が、ハイウェイ上で、自動車を運転している有色人種を無差別に撃ち殺すという事件もありました(なかなか逮捕されませんでした)。教授の奥さんに、デトロイトには行かないほうが良いとまで、心配をしてもらったこともあります。

もちろん、アメリカでも、銃の所有の是非を議論することはありますが、反対派は少数派でした。所有の根拠としては、憲法に義勇軍の規定があって、アメリカの独立が侵されるような場合には、一般市民が銃を持って立ち上がるといった主旨の条文があります。いわゆるアメリカの独立戦争当時からの伝統なのです。

9.11テロの際にもワシントンに赴任しておりましたが、テロの翌日には、銃は売り切れ、弾も売り切れということになりました。いざというときには、自分でテロリストと戦うという準備です。

私自身も、ロサンゼルスで何事も体験ということで、鉄砲を撃ちにいったことがあります。係りの人に、どういう銃が良いかと聞かれ、分からずもじもじしていると、オートマチックは、ダイハードでブルースウィリスが使ったものと、リボルバーは、ダーティハリーが使ったS&Wの44口径は初心者には大きすぎるから、警察が使っている一つ下のサイズの357でどうかと薦められ、「ハイ」と素直に言ってしまいました。

ちょうど、カフェテリアと同じようにプラスティックのトレイに拳銃2丁と弾を載せてもらい、落とさないように持って行ったことを覚えています。

撃っているときも、もし隣の人に向けたら、死んじゃうだろうにと想像することもありました。撃つことは実に簡単です。

その際、心から思った事は、こういうものは「日本になくて良かった」ということです。

銃の取り締まり、これは徹底的に行わなければなりません。断じて許してはならないことです。






コメント一覧

コメントの投稿


管理者だけに表示を許可する

トラックバック

http://achiha.blog75.fc2.com/tb.php/139-adaaeecd

 | HOME | 

topRecentsarchivecategorylinkserchother