天下り。国民から広く怨嗟の的となっております。

「役人だけずるい」、「卑怯」とかとかの批判がありますが、根本的には「公を私している」というものへの批判でしょう。

政府が持つ予算の配分権、許認可権、捜査権などの公権力とうまく渡り合うための「つきあい」とか「コスト」として、退職後の官僚を受け入れるということですので、大雑把に言えば、企業が政府に対して、「接待」を行っているということです。

こういう中、安倍内閣では、天下り対策として、「人材バンク」を作る旨が発表されています。しかし、要は「天下り」を存続させ、その管理を政府が一体となって行うという事ですから、むしろ、「天下り」に総理自らがお墨付きを与えるようなものです。

中身としては、「天下り」を認めながら、キャッチフレーズとして「天下り」対策を行うという事ですので、100%選挙目当てといっても過言ではありません。参議院選挙対策ということでしょう。

では、官僚は「天下り」をどう思っているのでしょうか。私自身の感想ですが、「潔くない」、「人材、能力の著しい浪費」、「既得権益存続の温床」と思っておりました。

まず、「潔くない」とは、そもそも何のために官僚を目指したのか。やはり、世のため人のため日本のため、というのが根本にあると思うのです。そのはずの権限を自分(たち)のために使う。「潔いはずがありません」。しかし、こういう気持ちは、一般に年々薄れていくようで、退職年次が近づく幹部職員こそ、退職後の我が身、家族のことを思い、初心を頭のふちに追いやり、割り切っていくような感じがしておりました。生きていくためです。

次に、「人材、能力の著しい浪費」です。これは、バリバリと働いていた優秀な官僚が、天下り先ではその能力に見合う仕事に就く、という事は極めて少ないということです。もともとその人、その個人が必要ではなく、役所との付き合いで雇うということですから、責任ある仕事を任されるはずがありません。一方、会社の社長として迎えられる場合がありますが、大体、会社に迷惑を掛けるのが通例です。でも、会社はトータルに考えると得だということですから、「天下り」の効果は大なのでしょう。2年か3年周期で転々としていきますので、それまでの我慢です。

最後に「既得権益存続の温床」です。これが、日本の「がん」になっていると思います。

例えば、あるプロジェクトの予算の執行を考えた場合、出すほうは官庁ですから、もちろん、官僚です。仲介する人たちは、独立行政法人や公益法人で働く官僚OBですし、お金をもらう側は、天下りを受け入れている大企業(が多い)で、その社長が官僚OBであったり、少なくとも受け入れ窓口の取締役や部長は官僚OBであるわけです。

これが、「利権」を支える構造ですし、この構造に支えられているのが、長年政権を担当してきた政党であることは言うまでもありません。官僚は、退職した後も、与党政治を守るためのエージェントとしての役割を担っているのです。だからこそ、必要悪かどうかは知りませんが、国民からの批判の大合唱の中で、「天下り」が続いてきたのでしょう。

ですから、安倍総理が、ここに手をつけるということがあり得るのかといった話になります。あなたは誰に選ばれたの。どこの政党の総裁なの、といった具合です。

やはり、日本の大掃除、抜本的な改革を行うためには、「政権交代」の他、方策は見当たりません。「利害関係がない」、「しがらみがない」からこそ、遠慮なく、改革に着手できるわけです。

そのために、官僚出身の私ですが、「天下り」を蹴っ飛ばし、あえて、少数派で野党の民主党から立候補したわけです。

「多数派になる」、「勝ち馬に乗る」、「長いものには巻かれろ」。
とかく目先の損得勘定全盛の時代です。

巨人を見てください。目先の損得勘定を前面に出したトレード、選手起用でチームはどうなってしまいましたか。

同じように日本もおかしなことになってきました。このままで、大丈夫なのでしょうか。

オーナーは皆さんなのです。監督を代えてください。そして生え抜きの選手を使ってみてください。皆さんの判断を仰ぎます。

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