軽薄短小というと、一時代前に流行った産業の変遷を指す用語だったですね。

トンからキロへ。キロからグラムへ。そしてグラムから・・・。

製品の販売単位が、軽いほど、産業的に発展する可能性があるとの話でした。

残念ながら、陶磁器産業における単位は、トンが使われているようですが。

さてさて、どうも、茶碗の売れ筋を一言で言うと「軽薄短小」じゃないかと思われるこの頃です。

というのも、軽い茶碗が売れている。これも、例えば、飛行機で使う食器は、通常より30%ぐらい軽いものに置き換わっているのだとか。世は、燃料費高騰の時代です。また、お年よりも、軽いほうが助かりますし。

これも多孔質(中に無数の穴が開いている)という素材を使っての
軽量な茶碗づくりという技術の成果なのだとか。

この手の話を瑞浪市の飲み屋さんのご主人と話していても、「業務用は軽いほうが助かる。うちもそういうものを使っている。」と明快な答えです。

メダボリックなご主人やスマートな女性には、小さめの食器が人気のようです。ご飯じゃわん一杯食べたとしても、端から量は少ないということです。気分の問題もあるのでしょう。

これからの時代、数が多くなっていくお年寄りに人気な茶碗といえば、スプーンですくった時に、こぼれにくいなどのユニバーサルデザインのもの。

狭い住宅事情を考えると、収納に楽なスタッキング(積み重ねて安定)できる食器も人気のようです。考えてみれば、主婦が憧れの高価な外国製の鍋だって、取っ手の取り外しができて、大小重ねながら収納スペースをとらない、といったものが人気ですよね。

こう考えると陶磁器も時代の最先端に位置するものが好まれているようです。当たり前といえば当たり前のことかもしれませんが。

時代の流行を作る。生活様式に刺激を与える。ファッション性と機能性の提案、こんなチャレンジが、美濃焼を大きく育むのではないでしょうか。

こういう前向きの方向にこそ、政策的な支援の幅も増えていくのです。


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