近所にお住まいのお婆様は、毎日、着物に着替えタクシーでお出かけになります。

行き先は、パチンコ。

先日、タクシー会社の社長さんとお話しておりますと、偶然ですが「お年寄りとパチンコ」についての話題が出てきました。

曰く、「タクシーを利用してパチンコに行かれるお年寄りは多い。足の不自由な方は、別のパチンコ屋への移動にもタクシーを使っていただいている。ありがたいことだが、社員(運転手さん)からは、生活が壊れないように、これ以上止めた方が良い旨セーブするようなことを言う場合もあるということも聞いている。」

「こういうお客さんは、一人住まいの方に多い。」とのことでした。

パチンコは、娯楽の代表格ですから、「どうのこうの」と楽しみに口を挟むことではありませんが、それが、「高齢者の孤独」ということであれば、それは、社会で考えていかなければならないテーマではないでしょうか。

私の場合は、両親と祖母が、妹夫妻と、そしてその子供たちと賑やかに暮らしておりますが、やはり、私が子供を連れて行くと実に嬉しそうです。些細なことですが、大事な事だと思います。

振り返りますと、この地方は、高校や大学を卒業すると、就職を求め、他県に出て行くことが実に多い所です。同居ということも近所に暮らすというチャンスも限られた地域といえるでしょう。

今のままでは、それこそ「しかたがない。」というため息で終わってしまいそうです。

ですから、できるところから始めてみようではありませんか。

対策の一つは、「地方への権限と財源の移譲」です。つまり、市役所が文字通り「地方政府」となって、自分の住む所のことは、自分たちで決めていく、というシステムに変更するということです。

実は、このアイデア、霞ヶ関で働く官僚にも好評でして、私も友人たちと飲み屋などで話しておりますと、「それは良い。」ということなのです。

特に地方出身の官僚は、「働き甲斐」と「就職先」を求めて、東京に出ておりますが、自分の家族や故郷のことが気に掛かっているわけなのです。当たり前ですよね。「東京」ではなくて、「故郷」で仕事を求めるようになるでしょう。

「ゆりかごから墓場まで」という「福祉政策」についての言葉がございますが、これを「地域政策」に置き換えてみるということも大切なのではないでしょうか。

「権限」と「財源」の移譲により、地域に「チャンス」と「選択肢」が生まれます。当然ですが「責任」も付いてきます。

企業誘致を行う際にも、このようなシステムの方が勢いがつくのではないでしょうか。

「自分のことは自分で」。この原則や動きが大きくなるように、「自己責任」と北風のように突き放すのではなく、「社会政策」として、誘導や応援をする。そんな太陽のような暖かい政府を作ってみようではありませんか。






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