「東京から、どれだけ予算を獲ってくるか。市長への期待は、ここ。」、こう仰るのは、中津川市議さん。

実は、今朝6時より、中津川市倫理法人会のモーニングセミナーで、大山市長の講演を聞いた後、中津川市政について、市議さんとあれこれとお話したわけです。

市長さんのポイントは、中津川が破綻することのないように、①市政から無駄を省き、過去の借金の返済を進めていく。②職員数を、年々削減していくとともに、職員の政策立案能力や意欲を高めていく。③合併後10年は認められている合併特例債(事業費の95%まで使え、その内の70%を交付税で国が措置:要は、国が費用の66.5%を負担)を使い、下水道や公園整備など、基盤整備を行う、④道路整備など、中津川市の単独事業の割合を落とし、国や県からの補助事業を増やしていく、ということでした。

無駄を省き、国や県からの補助を増やす、職員数を減らしながら、優秀な市役所を作っていくということですから、市政の王道を行く、ということでしょう。これを10年続けていけば、こうなります、という計画も完備ということです。

では、中津川市は、ハッピーなのかというと、そうでもなさそうなのです。

例えば、市議さんの心配は、合併特例債が使えなくなる10年後には、市の投資的経費が、現在の年50億円から20億円に下がる。20億円では、道路補修など維持費だけで終わり、新しいことが何一つできない状況になる。このため、国からどれだけ予算を獲ってくるか、というところに注目が集まる。国土交通省の官僚であった市長さんに期待する、という話になっているわけです。つまり、臨時ボーナスを獲り続けていかないと、潰れはしないが発展も無く、ひたすら現状維持、ということなのです。

現状維持。これがベストの世界のようですが、結局、若年層から中津川に見切りを付けていくのではないか、これを心配しているということなのです。10年後には、確実に来る未来の話です。

正直に申し上げて、現状の日本の国の仕組みの限界を物語っているのでしょう。いくら頑張っても、現状維持が精一杯という仕組みなのです。江戸時代の生かさず殺さずではありませんが、少なくとも夢を見ることはできない、というところまで来てしまっています。

ですから、仕組みを変えましょう、という提案を行っているわけです。現在では、国から地方向けだけの補助金で、約17兆円。国の規格があって、「ああしろ、こうしろ」という条件付です。もちろん、東京に陳情も必要でしょうし、頭も下げた結果なのでしょう。

こういう補助金を、一括して、地方に交付する。地方は、自分の責任で、何に使うのか決める、そういう形に変えませんか、という提案です。

産業、教育、医療、環境、道路と様々ありますが、それは各々の地方が決める、という仕組みです。小選挙区が単位での提案でして、各300の選挙区で、年600億円弱でしょうか。

もっと簡単に言えば、江戸時代は、300諸侯といわれたように300の藩がありました。ですから、平成の藩を作りましょう、という提案なのです。もちろん、馬鹿げた運営を行えば、おとりつぶしではありませんが、責任は、使った自分たちに帰ってくる。こうなると、市長さんや市議さんを選ぶ際も緊張感がでるでしょうし、それこそ、東濃地方は5市体制ですが、改めて、統合合併の話が出るでしょう。県をまたぐということも出てくるかもしれません。

現在は、東京中心の政治です。明らかに限界が見えてきました。いくら頑張っても将来的な展望が見えてきません。だったら、住んでいる地域中心の仕組みに変えてみる。いかがでしょうか。

NHKの大河ドラマ「篤姫」が始まりました。150年ほど前の日本人は、自ら仕組みを変えました。再び行き詰った日本、今度は、私たちの出番ではないでしょうか。







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