日銀の次の総裁人事が話題となっています。今月の19日が現総裁の任期切れという切羽詰った状態だから、ということです。

方や、この不景気の折、総裁が空白でもなったら、国際的な信用を失って大変だから、政府案を飲むべしという話ですし、方や、財政政策と金融政策の分離という原則のほうが大事よ、という主張で対立しています。

そもそも、日本銀行は、財務省所管の認可法人(特殊法人の親戚みたいな組織)であって、国が株の55%を所有する筆頭株主です(残りは民間所有)。

ですから、日銀の予算も財務大臣の認可が必要ですし、支店などの出店や移転、廃止についても財務大臣のOKが必要です。そして、理事などの任命権も財務大臣が持っています。

簡単に言えば、武藤副総裁は、財務省の事務次官でしたので、なぜ日銀の副総裁になったかといえば、天下りということです。今度の総裁案というのも典型的な天下り人事に過ぎません。明らかに、金融(日銀)は、財政(財務省)の下にあるわけです。分離どころの話ではありません。

専門知識がある。物事に精通している。豊かな経験がある。余人を以って代えがたい・・・。どれもこれも、各官庁の所管の法人に天下りをする際の常套文句ですね。

ですから、日本経済が調子が悪い。何とかしなければ、という問題意識の中で、なお、天下り人事をこれまでと同じように続けていくのかという論点でもあるわけです。

よその国の中央銀行の総裁が、大蔵省経験者だというのは、全く関係の無い話のわけです。個人の能力が評価されたということであって、天下りというのはあくまで、組織的なことなのですから。それとも諸外国の総裁も天下りで決まっているのでしょうか。

天下りだっていいじゃないか、優秀であれば、という議論があることは事実です。しかし、毎日のように報道される天下りの実態の一端をご覧になって皆さんはどのようにお考えでしょうか。

今、日本は変わるべき時です。変わる時には、今までとは違う「断絶」が発生します。江戸時代と明治時代では、各方面に断絶がおきました。しかし、こうやって日本の国は発展してきたのです。

さあ、皆さんは、天下りという継続の日本を選択されますか。それとも、変化する日本を望まれるでしょうか。最後は有権者の考えに落ち着くのですから。

私は、変化の道を選びます。






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