笠原のタイル製造の社長さんとお話した際のことです。70手前ぐらいの方でした。

あれこれとお話させていただいたのですが、「俺はもう年だし、あらかた済んだから、もういい。」という話でした。それで、「ご自分のことだけでなくて、お孫さんなど、これから世に出て行く人のことも、是非お考えいただけませんか。」とお願いしました。すると「孫の事はええやらあ。息子たちが何とかするやろうで。自分のことで精一杯やて。余裕もなあし。」との話。

実は、この種のやりとり、結構あるのです。傾向的には、年配の方で、陶磁器などの自営業者に多いパターンです。

支持はできないよ、というお断りなのかもしれません。しかしそこには、何か諦めのような、投げやりの姿勢がありありと浮んでいるわけなのです。自分の考えや信念と違うなどという真正面からの話ではないのです(たとえ婉曲的な言い方であっても分かりますよね。)。はっきり言って元気が無いというか、前を向いていない感じがするわけなのです。地域的にも良くない傾向だと思っていたのです。

ですから、本日はあえて言ってみました。「失礼ですが、○○さんのお祖父さんも、そういうお考えでしたか。私にはそうは思えません。戦争があったかもしれませんが、国の将来、郷土の発展、それに家族の行く末などを心配し、何とかしようとされていませんでしたか。お祖母さんはどうですか。食べ物がなければ、自分はさておいて子供や孫に食べさせようとするお祖母さんではなかったですか。」

すると、「あんたが真剣であることが分かった。俺は応援する。しかし、今さら宗旨替えはできんとか、体裁が悪いとか、そういう連中も多いはずだ。どうでも良い事だが、どうでも良いことにこだわってしまうことも多い。そんなもんに負けずに頑張って。」と言っていただきました。

若輩を省みずの話でしたが、これが、本日の第一歩です。



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