公務員の待遇について、質問を頂きました。

良すぎる、ボーナスがでることもおかしいのではないか、というものです。確かに、公務員批判が強い昨今ですので、こういう考えも強いのだと思います。

実際、国家公務員の給料は、従業員数50人以上の会社の平均に準拠しております。これが妥当かどうかですね。

また、公務員の待遇については、全体を一括して論評する事は危険だと思います。やはり、職種、地位、それに勤務地の違いがあるわけですから。

また、財政赤字の大きさだけで、待遇の大小を測ることも危険な事です。例えば、不景気の際には、税収が下がることになるわけですが、政府は、景気対策としてあえて、財政出動させて、一時的な財政赤字を膨らますという政策をとることもあるからです(恒常的な赤字体質の論評とは別の話です。)。それに、財政赤字を出すとボーナスが下がる、なんていう仕組みにしますと、官僚は、増税主義者になってしまうかもしれません。短期的には、増税によって赤字が減ってしまうのですから。

ちなみに、私は国家公務員で、主に東京で勤務しておりました。格差の比較には、最も近いところと比較する事が妥当である旨、大学でならった事がありますが、それによりますと、クラスの友達との給料の比較では、公務員は、一番低い状態でした。給料が低くても、やりがいが大きければいいんだ、なんて思っていた時期です。

バブル全盛のころには、マスコミや銀行などの給料は、国家公務員の2倍から3倍だったではないでしょうか。

官庁に出向している企業からの派遣者と比較しても、国家公務員より低いという人に合った事はありませんでした。

しかし、世の中、紆余曲折があるわけでして、退官する3年前ぐらいになると、カメさんの歩みをした公務員の給料が、紆余曲折を経た者たちよりも良くなってくるということもあったわけです。リストラに合併、脱サラなどなど。もちろん、最下位ではないという意味ですが。

今回は、東京に働く国家公務員のことを書きました。私自身が体験を以って語れるからです。今の私からすれば、給料はとにかく、年金や病気になった際の保障など、公務員の良さがよく分かります。
多分、名古屋の大企業に働く方々に似た状況だと思うのです。

現在は、公務員バッシングが続く中で、官僚も疲れ、官僚志望者も減り、政府の機能が落ちていること。しかも、官僚制を批判し、政治主導を訴えながら、どっぷりと官僚に依存している政治家という欺瞞。残念なことが続いているのです。

もちろん、天下りとか、裏金など悪い事をした公務員の処分がないことなど、これまたおかしなことが続いているわけです。取ったお金は返せばいいんでしょう・・・、なんていうご時勢なのです。

ここにいたれば、解散・総選挙、それに続く人心の一新、これ以外に方法は無く、ここが再出発のポイントになるのではないでしょうか。





コメント一覧

回答をありがとうございました。私の認識に間違いがいくつもあったようです。国家公務員というのはもっとものすごい待遇だと思っていました。勉強不足ですいません。
 ただ公務員のボーナスに関しては私企業とは違い一円でも借金があるのならそれを返済するために全力を尽くすべきであり赤字が「減る」という段階でなく「ゼロ」になるまでボーナスどころではないのでは?というのが私の言いたかったことなのです。
 あちはさんは赤字の大小について考え、私は赤字の有無について考えていたということですね。
 借金(赤字)があってもかまわないという考え方は私は少々こわいような気はするのですが・・・「借金はするな、借金しないと買えないようなものはお前の身の丈にあっていない。家以外は現金で買えるものだけ買え」としつけられてきたものですので・・
 個人の家庭と政治の世界の常識の差というやつですね。
 でもそういった気持ちだけは少しでも持っていてほしいと思います。
 昨今の政治家は庶民感覚がなさすぎますから・・
 

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