「居酒屋タクシー」、本日、質問を頂くお話は、この話が主役でした。

また、「テレビで言ようるが、官僚がタクシーに乗らんでもええように、国会の大臣答弁の原稿を官僚が書かんようになった場合、どうなるね。」という質問を頂きました。

深夜に官庁街をぐるぐる巻きに取り巻くタクシーの行列。これに乗る人は、次のような仕事をしているのです。

国会開会中の場合、翌日の国会質問の答弁書を用意するために、質問をする議員から、質問項目を確認、そして質問をする全議員の質問の把握し、答弁書を書くに当たっての異なる省庁間の調整とか、実際に書く担当部局が決まるまで、「国会待機」ということで、全員が帰宅できなくなるのです。そして待っている時間のことを、「バカ待ち」といって、ただ待つというか、他の仕事をしながら待つというか、「バカ」というところに、暗に政治家やそういう仕組み事態に悪口をいいたいという気持ちをちょっと込めてとか、そんなですね。もちろん、残業代は、1時間ほどしか出ませんので、サービス残業の塊ということです。

そして、書き手が決まってくると、他の人は「解除」ということで、帰宅ができるようになるわけですが、例えば、いじわる議員がいますと、どっかで酒を飲んだり、雲隠れしたりして、時間を引き延ばし、「解除」が、午前零時を超えるときもあります。これを以って、政府に一矢報いたと考えている愚かな野党の議員さんも存在しているわけですね。

そして、次に、質問を担当するものは、そこから、答弁書をフォーマットどおり(例えば、大臣の視力が弱ければ、より大きな字で書くとか、大臣ごとに変わります。)に書いていき、上司(課長のOKを経て局長のOKが必要)の了解で、答弁書を確定。今度は必要枚数を印刷。次は、取りまとめ部局(大臣官房)が、全答弁書や補強資料をつけて冊子をつくる作業にはいるわけです。(作業班が作業している間に、答弁の担当となったものは帰宅し、次の早朝に備えるわけです。)。超高速で作業をしていかないとアウトですよね。100%、間に合わせるわけです。

翌朝、5時半ぐらい(ここまでが作業時間の最終ラインですから、深夜作業です。)に登庁する大臣秘書官に答弁書を渡し、6時30分とか7時ぐらいから始まる大臣説明に備え出勤、早い人は始発電車で出勤ということもあります(役割分担といいますか完全な分業体制です。)。国会審議中は、答弁の担当者は大臣の後ろに待機したりして、答弁書に無い不測の質問に対しては、答弁を質問者の質問が終わるまでに大臣に渡すというようなことを、国会開会中は続けていくわけですね。

ですから、法案を作成した部署などは、質問が集中しますので、月の残業時間が300時間ということもあるわけですね。毎日10時間の残業ということですので、もちろん、土日祝日はもちろん、元旦から働いているということもあるわけです。もちろん、健康を維持するということ自体も、個人的に大きな関心となります。

ですから、国会での質問をリハーサルというか準備作業なしのぶっつけ本番でやれば、100人中、98か99人の大臣は立ち往生となり(ベテランで政策に詳しく優秀な大臣、自分の言葉で語ることのできる大臣もおみえになります。ただし、得意分野だけでしょうが。)、国会は停滞というか現実的にストップし、審議が進んでいかなくなるでしょう。

本来、質問側も、重箱の隅をつついたり、重要とは思えない質問を遠慮し、政策の大局を聞くなどの能力とか意気込みが必要でしょうし、やはり、大臣は優秀な方で無いと、周りというかお付は大変な苦労をするといいますか、結局国民が困るわけですね。

官僚時代の連日連夜の仕事の経験則としては、例え、睡眠時間が短くなったとしても、役所のソファなんかで寝るよりは、自宅で寝た方が疲れが取れます。お風呂も入りませんと、ひげも剃りたいですよね。ですから、現在の仕組みを維持すれば、タクシーにての帰宅はなくなることはないでしょう。ちなみに、私は官僚一年生の時は、三鷹市にある寮に住んでいましたが、秋を迎えるころからタクシー帰りが連日のように続きました。その際は、自費でしたので、毎夜8000円強の出費。月で合計しますと月給を超える額になり、その年の暮れには、霞ヶ関に近い白金の寮に上司の配慮により引越しすることになりました。シロガネーゼになった時ですね。

「居酒屋タクシー」の官僚は、言語道断。厳正なる処分を下さなければなりません。しかし、その他の多くのまじめな官僚には、「救いの手」を差し伸べることが必要です。

政治主導を唱えながら、責任は官僚に押し付け、官僚にどっぷり依存の政治家。能力がなく、ただ、表裏の大きなだけの政治家をどうするべきなのか・・・。さあ、どういたしましょうか・・・。




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居酒屋タクシー

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