「革命的」と評されるほどの大幅な金融緩和を行う安部政権。常に株式市場の動向を意識しながら、株価を実際に上げながら、という政権運営が続いています。この株価の上昇と、株価を政策的にあげられることを国民に対し、目に見える形にしていることが、自分も豊かになるのではないかという期待感の高まりとも相まって、高い支持率を続けているのでしょう。

実は、この種の政策について、2、3年前あたりから論じられることが多かったのですが、藤井元財務大臣との話が印象に残っています。つまり、「一旦、この種のことを始めると、株価や市場の動向を見ながら、もっと強く、もっと大幅にと金融緩和に歯止めがきかなくなっていく。そして最終的には、ハイパーインフレとなる。これが人類の歴史的な教訓。そんなものに手を出すわけにはいかない・・・。」

薬に頼れば、体が楽になる。気分が良くなる。その効果が薄れてくると、もっと強い薬をほしがるようになり、どんどんとそれが続いていく。これは薬物中毒とかアルコール依存症と変わるところがありません。

また、株価が上がっても、全体の所得のアップにつながるわけでもなく、貧富の格差が拡大するだけのこと。これは、2002年から2007年の日本で起きた経験です。

お金持ち優先の政権運営。ブランド品、宝飾品の売れ行きが実際に増えている。そして、それを横目に、自分も豊かになるはず、何れ自分にも順番が回ってくるはず・・・と期待感を膨らます庶民。何回同じことを繰り返していくのか。その間にも、国の借金は増え、人口も減っていく。

口先だけのリップサービス、こんなポピュリズムから、お金を刷りまくってのポピュリズムへ、政治も動いています。

しかし、濡れ手に粟、なんてことを考えず、一つ一つの手ごたえのある仕事の成果を積み上げていくことこそが、王道・原点ではないでしょうか。やはりキリギリスではなく、地道なアリンコの精神を大事にしたいですね!

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