伊豆大島の災害状況を見るにつけ、痛ましい思いに包まれますし、テレビなどで繰り返えし行われている責任論や人災論を残念に思う毎日です。そして、「この辺は、大した災害がなくてありがたい・・・。」旨の言葉を多くの方から頂く毎日でもあります。

しかし実際には、土石流の危険個所だけでも、多治見と土岐だけで900か所に上りますし、中津川の落合川流域も対策の必要性が特に高い地域なのです。

崩れる所は分かっている・・・、こんなことは大雨の後に役所の方からよく聞く話です。たまたま、そこに大雨がふると崩れ、外れれば崩れないといった話なのです。ですから、危険性の高そうな所から、砂防ダムの設置といった対策を講じているものの、予算にも限りがあってというのが正直な話なのです。

やはり、災害には普段からの対策が必要なことは言うまでもありません。ところが、様々なことが起きるのも現実なのです。

まず、反対論。本当に必要なのか、騒音はどうしてくれる、何らかの補償は出るのか・・・といった話です。また、危険個所についての指定を自分の敷地は外せ、ということもあります。地価が下がったら困るということです。

これは、多治見市の小名田地区の事例です。砂防ダム建設の必要な渓流があって、下流部に住宅地が広がっているという場所です。ここに砂防ダムを建設するための予算がつきました。危険だからです。しかし、駄目になってしまい、今もそのままになっています。

なぜか。

工事に必要な土地について、地主さんの内、2人が相場の20倍の値段で国に買えと迫り、交渉は決裂しました。そして、予算は、別の所に行ってしまったのです。3年前のことです。

災害から身を守る。災害に強い地域を造る。これには、国、県、市や首長、議員といった公職についている者だけでできるわけでもありません。何より、そこに住む人々と一体になっていかなければなりません。誰かに任せるのではなく自分たちで造っていくほかありません。

皆さんと一緒に頑張って行きたい、そんな思いの毎日なのです。


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