先週の大雪、東濃地方でも、大きな影響が出ています。「すごかったのう。」という話です。

特に、中津川や恵那の停電は、長く尾を引きました。事故や怪我もありました。土岐市でも、雪でテレビのアンテナや雨どいの破損が目立ったようですし、倉庫の屋根が落ちたという話も聞きました。農協の営業マンが、自分の担当だけでも、雨どいの修繕に損害保険を使いたいというケースが300件に上る、こんなことは初めてという話をしてみえました。
釜焼きの社長さんも、「保険で直してもらうことにした。月々の保険代は高いと思うけど、こんな時は良かったと思った。」との話です。

一方、土岐市駄知町では、源信川の上流域の砂防ダムが間もなく完成というところで、遠目でも目立った工事となっています。幅は80メートルもありますので。

そのご近所での話ですが、「わずか100軒ばかりのために3億円を超える国費を使うことは無駄ではないか。」という話が出ているのだそうです。「伊豆大島の土石流のような大惨事を防ぐためです。」と申しますと、「あんな大雨なんかめったにない。いっそ、一軒当たり300万円ずつ配った方が良かったのではないか。すぐに効果が出るに。」という発言。これには、別の方が「そんな勝手な話はなかろう。国に命令されて、ここに住んでるわけじゃない。そんな情けない話はするな・・・。」
この砂防ダム、20年以上も陳情をしとる、なんとかならんかという要望を、駄知の区長会からいただき、実現にこぎつけた(平成23年、24年、25年度の3カ年)のですが、税金の使い方の難しさを物語るものですね。

一昨日、多治見の水害(平和町が中心)対策の事業に対し、国が事業決定し、交付金がおりることになりました。正式決定ですね。しかし、これは1時間に74ミリの雨に対し床上浸水を防ぐというもので、床下浸水までは、やむを得ないという事業なのです。それでも67億円という大金が投じられるのです。ポンプ増強とか、河川改修などです。

この74ミリは、有史以来の多治見の大雨の記録。この最高記録にそった対策なのですが、1時間雨量が100ミリを超えるゲリラ豪雨ということは、昨年だけでも、日本国内で数多く耳にしましたし、大垣市など岐阜県でも複数個所でおきております。ですから、多治見の場合、こういう雨が続けば対応できない、想定外ということなのです。

税金を使う場合、少ないところを有効にということから、過去最高など、明確な根拠に基づいて、事業が設計されていきます。ですから、ある意味「想定外」が前提となっているわけで、大雪の損害保険の例で見るまでもなく、個人による対策と合わせていかなければ、現実的な対応とはなりません。

今、安部政権は、国土強靭化のもと10年間で200兆円の公共事業を実施する旨宣言し、実行に移しております。その資金源の大半は、国債であり、借金なのです。

そして「想定外」は積み残したまま、予算はどんどんと使われるのです。すべて国でやりますという、威勢のよいバラマキだけで、国民の安全をどこまで高めることができるのでしょうか。大雪対策は、如何だったでしょうか。

やはり、国と国民が、役割と責任を分担しながら、個別事情、地域の実情に応じた現実的な対応策や計画策定を優先すべきではないでしょうか。工事というハードも必要ですが、手だてというソフトが全く欠如しているところに、お金をいくら使っても、不安感が払しょくできない今日の日本があるのではないでしょうか。要は、バラマキでは日本は救えないということですね。



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