「キャノピー経済」という言葉が、ちらほらと新聞雑誌などに出てくるようになりました。キャノピーとは何かといいますと、天蓋のことで、米国の経済格差の酷さを指す際に使われています。

うっそうと茂る森林を想像してください。太陽の光は、どこを照らすのでしょうか。木々の表面といいますか葉といいますか、上の部分だけでして、光は下にまで届きません。経済成長の恩恵も、同様に富裕層にだけ届いているという例えです。

実際、米国連邦準備理事会のイエレン議長(日本でいう日銀総裁)は、先々週17日の講演で、上位5%の富裕層に富の6割以上が集中しており、米国の不平等がかつてないほどに拡大している旨、警告を発しました。

米国の貧富の差は、大きいだろうなあとのイメージは一般的だと思います。しかし・・・。

翻って日本。OECD加盟(いわゆる先進国)34か国の内、相対貧困率(大雑把に、平均所得の半分以下の所得層の割合)は、高い方(所得格差の大きい方)から7位で、10位の米国よりも悪いというところまで来ています(2013年:1位メキシコ、2位韓国、3位チリ、最下位ベルギー)。さらに、シングルマザーなど一人親世帯だけを見ると、経済格差は、一番大きくなっています。一億総中流と言われた日本も、今や先進国最大の経済格差を抱えた国となってしまいました。

もう一度、森林、山林を想像してください。日の光が地面に届かない森の木々は、やせ細り、根も深く張らず、土砂崩れが起きやすい不安定な場所となっています。やはり、間伐をし、草を刈って整備をしていく。豊かな森を造るためには、人の手を入れていくことが必要です。人間社会も同じことではないでしょうか。

政治の役目は、ここにこそあるはずです。ほったらかしにすることも諦めることもなく、全ての人々に光を届けていく。そのために頑張って、そして豊かな日本を築いていく。さあ、今日も前進です!

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